りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

マチネの終わりに

原作のイメージからすると、キャスティングが少し違うのではないかと懸念していたけど、全くの杞憂でした。小峰洋子さんはやっぱり石田ゆり子さんで良かったし、蒔野も福山雅治さんで良かった。石田ゆり子さんの魅力が満載、そして福山雅治さんのギターを弾いている様が自然ではまっていた。許せない卑劣な行為で引き裂かれた二人。その後の二人のやり取りがもっとストレートなら、そしてどちらかがもう一歩踏み込んでいたらなら違う将来があったかもしれないけど・・・
この映画で何度が出てくるセリフ。「人は未来しか変えられないと思っているけど、未来が過去を変えることがある」というもの。美しい思い出の場所でおばあさんが亡くなったことを聴き、その場所が美しい思い出の場所でありえなくなるように、美しい音楽と音楽に載せた思いが、悲しい過去を優しさで包んでくれることもある・・・のかな。この蒔野のセリフを覚えていないのは本当に残念。原作も良かったけど、映画も良かった。大人の恋愛をたっぷりと堪能できる作品でした。

マチネの終わりに