りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

桜のような僕の恋人

ある意味予想通りの展開ではあったのだけど、それでも切なく涙がこぼれてしまいました。こういう映画を見るとき、なぜ嘘までついて別れなければならないのかと考えさせられてしまうのだけど、「今」という瞬間を切り取っておきたいというのがあるのかなと初めて思ってしまいました。この映画のモチーフは、一つに「今」があり、もうひとつは「永遠」なんだろうな。写真によって切り取られた時間が人の心に永遠の輝きを与えるのかな。
予想を裏切られたのは再開の瞬間。そうか、こういう哀しい再会があったのか。そして、そのことに気づいた時の自分を許せない気持ち、叫びたい気持ち、中島健人さんがピッタリこの役に嵌っていたような気がする。中島健人さんだけじゃなく松本穂香さんも良かったし、永山絢斗さん、桜井ユキさんもみんな良かった。そして彼らが演じた役はどの立場にいても辛かったんだろうなとしみじみ思ってしまいました。期待していた通り素敵な作品だったと思います。

監督:深川栄洋

脚本:吉田智子

出演者:中島健人松本穂香永山絢斗桜井ユキ

桜のような僕の恋人