りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

花束みたいな恋をした(ノベライズ)

 なんかどうしても読みたくなって、購入してしまいました。映画そのまま。菅田将暉さんと有村架純さんの映像をしっかりと思い出してしまいます。映画を見たときよりも、出会って、付き合うまでのウェートが長く、二人がすれ違うようになって、別れに至るところも長かったような気がする。もっと、ハッピー、ハッピーな恋愛映画のような気がしていたけど、蜜月な部分ってストーリーとしては面白くないのかもしれません。付き合う中で、お互いがどんどん妥協して、愛しているのかもわからなくなって、それでも別れることもしない関係っていうのもあるのかもしれないけど、二人はそれを選ばなかったし、少なくとも絹はそうなってほしくないと思っていたのかな。恋愛を花にたとえると、花はいずれ枯れてしまう。枯れた花をいつまでも残しておくより、花束みたいな恋の思い出を大事にしたいというのが絹の思いだったのかなって、本を読んでみて改めて思ってしまいました。でも、二人の関係は切り取られた花とは違うと本当は思うけどね。大地に根差した植物が咲かせる花は、枯れてしまっても、翌年また花を咲かす。何年か経つうちに花の見え方も変わる。家族が増えれば役割も変わる。二人の関係はその役割を変えながら、絶えず変化して行くようなそんな気がするんだけど。そういう変化をお互いに感じながら、より深い絆になるような、そんな気がしています。

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