りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

妄想する頭、思考する手

暦本純一先生の「妄想する頭、思考する手」を読みました。少し前から机の上に積読されていた本ですが、やっぱり面白かった。サブタイトルは「想像を超えるアイデアの作り方」ということで、どうやって研究テーマを見つけるか・・・的なところがあるのだけれど、カーネギーメロン大学の金出武雄さんの「素人のように発想し、玄人として実行する」という言葉が的を射ている気がする。発想の大胆さを天使度、技術の高さを悪魔度と暦本先生は解説するけど、いうなればそういうこと。

参考になったのは「モヤモヤした幻想は言語化で整理する」と「やりたいこと=クレームは一行で言い切る」という文章。言語化の大切さを痛感する。

あとはタイトルの通りで「手を動かさないと失敗さえできない。失敗によって問題の構造が見えてくれば前進だ」という言葉。「新しいアイデアを生む才能より、手を動かし続ける才能の方が、競争に勝つには重要だ」「何度も失敗を重ねながら手を動かす時間は『神様との対話』をしているのだと思っている。天使のようなひらめきは、腕を組んで考え込んでもやってこない」などなど、手を動かしながら考えることの重要さがとうとうと述べられる。まさに思考する手。グダグダ言う前に手を動かせよ!色々勉強になりました。

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