りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

復讐するは我にあり

Netflixで昭和の作品を鑑賞。舞台は昭和38年。今から見ると日本にまだ貧しさが残っている時代。そこに現れた連続殺人犯。巨匠今村監督は、この殺人犯の殺人と逃亡生活を淡々とリアルに映し出す。憎しみも殺意もないところで淡々と人を殺してしまう殺人犯。大学教授や弁護士に扮して詐欺を繰り返す様は、殺人犯の空気を全く感じさせない。むしろ知能犯だ。殺人犯と知りながら一緒に逃亡する女。そして、その女を何の意味もなく殺めてしまう男。なぜ?それと女はそれを望んでいた? 一方、そんな冷徹な殺人犯とは対照的なクリスチャンの父。息子の嫁に背徳の想いを寄せながらも、その嫁に対して男を誘ったり、犬に熱湯を掛けて殺したり、敬虔なクリスチャンとは思えない不可解な行動をとる。殺人犯が唯一むき出しの殺意を感じるのはこの父親だけだ。思いが複雑すぎる。

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