りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史

 「日本国紀」の著者百田尚樹さんと編者有本香さんの対談本。なぜ、作家百田尚樹が日本通史を書かなければならなかったのか?ということを語り合った本。答えは歴史は物語であるからということらしいです。単に史実を淡々と伝えるのではなく、そこに至る経緯、当事者やその時代の人たちの思いなどを含めて歴史は物語であって、それは作家が作家の視点で書くべきということみたいだ。それと、戦後の自虐史観に対するアンチテーゼという側面も大きいかな。これは本当に同感。「日本国紀」には3つの隠しテーマがあるらしく、「平和ボケ」「経済」「日韓関係」らしいのだけど、もっと主張すべきところでは主張して、何でも相手の意見を受け入れるという姿勢は改めるべきと自分も思っている。特に昨今の日韓関係を見ると、あまりにも酷過ぎるのだけど、それに対する報道の姿勢も明らかに偏向があって、本当にがっかりすることも多い。今一度日本の歴史と日本の立ち位置を考える意味でとても良い本だったと思う。

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今月の読書 4冊