アランandバーバラ・ピース夫妻の「ブレイン・プログラミング」を読みました。この本の主役は網様体賦活系という、通称、RAS(Reticular Activating System)と呼ばれるもの。一言でいえば、情報フィルターとでもいったらいいのか。人間は膨大な情報に日々接している。すべての情報を処理していたら、どれだけの能力があっても追いつかない。そこで、RASがその人にとって必要な情報をフィルタリングしてくれるというものだ。そして、ここからが大事なのだけど、自分にとって必要な情報とは、自分がどうなりたいかをきちんとイメージるること。自分の希望をきちんと認識すること。自分の目標が明確に脳にインプットされていれば、それに必要な情報はRASが勝手に集めてくれる。目標をどうやったら達成できるかという方法も考える必要はない。RASがそこに導いてくれるというストーリーだ。にわかには信じがたい。ただ、自分が達成したい目標を紙に書き落とす。常に紙を見直して、本当に自分が達成したいことを明確にする。いつまでに達成したいかを明らかにする・・・そうやって自分の目標を確認し、細かなステップに分けてマイルストーンを決めて行けば、確かに意識はそこに集中し、情報にも敏感になるだろう。意識することでモチベーションも上がる。達成すればさらにモチベーションが上がる。RASの力がどれくらいなのかは判らないけど、なるほどなと思わされることは多かった。まずは10個、自分の目標を書き出すところからスタート。
・何をやりたいのか、何が欲しいのかをはっきりさせるのは、成功するうえでいちばん重要なステップだ。
・人生で大きな成功を成し遂げた人たちは、考えたことや思いついたことを紙に書き、それに優先順位をつけている。
・自分がやりたいことが何なのかがわかったら、「80パーセント」の時間をそのことに使い、それ以外のことには「20パーセント」の時間を割り当てればすむ生活に移行できるような計画を立てよう。
・目標は達成できると、まず自分が信じないかぎり、絶対に達成できないし、自分で限界を決めてしまえば、その限界は決して超えられない。
・何かをできるようになりたいと思ったときは、それができるようになった自分を視覚化しよう。
・自分に語りかけたことは必ず現実になる。積極的に練習を続ければ、いつかはそれが当たり前になって「できます」と言えるようになる。
・どんな力を手に入れたいのか、どんなふうに変わりたいのかを自分に言い聞かせていると、現実の世界でも期待どおりのことが起こるようになる。
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今月の読書 4冊
1月からの読書 19冊