りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

会社のITはエンジニアには任せるな!

白川克さんの「会社のITはエンジニアには任せるな」を読みました。一言でいうと、IT,とりわけプラント型IT(ツール型ITというのもある)はIT屋と呼ばれるエンジニアに作らせるのではなく、業務を知っている業務側がIT側の知恵を利用して、経営の意思をくみ取りながら作りこむべきであり、これらのバランスを取りコミュニケーションの仲立ちをするのがPLの役割。PLは単にプロジェクトマネジメントの視点でQCDを守るというものではなく、むしろ経営と業務とITのファシリテーターであるべきだということと理解しました。大事なことは技術ではなくコミュニケーション。むしろ会社の差別化をどこで作るかという観点から業務を見直し、その業務を円滑に進めるためのITを作ると考えた方が良いのかもしれない。これ、凄く実感に合っているような気がします。「あとはシステム部よろしく」では何もできない。ただ、システム部にもちゃんとファシリテーターはいると思うけどね。あと、ツールを提供するのか、プラントを提供するのかと分けているけど、基盤・ネットワーク系とアプリ系にざっくり分けると基盤・ネットワーク系にツール型のものが多く、アプリはやっぱり作りこむのかなとそんな風に感じてしまいました。上手く利用すれば、パッケージもSaaSmo有効なのは判りますが、実際最適化を図ろうとすると上手くいかないことも有ります。まあ、その辺のさじ加減がコンサルタントの腕の見せ所なのかな。とても参考になりました。

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今月の読書 11冊