りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

AVビジネスの衝撃

何でか、こういう本を読んでしまいます。でも、思った以上に示唆がある本でした。AVをひとつのコンテンツ産業と考えると、コンテンツもマニアックな分野に限りなく細分化が進み、企画して製作してというそれなりの作品を作るという方向ではないということ。コンテンツは個人が作って個人がアップする、ユーザーはあまたあるもののなかから、自分の指向性にあったものを選択する。コンテンツ産業も脱規格大量生産になるわけです。欧米では製作スタジオや編集についてのレンタルが進んでいて、おそらくこれもひとつのものづくりなのだろうけど、ものづくりの在り方が変わっている・・・ということみたいです。これは、先日まで読んでいた知価革命とつながるところがあり、妙に説得力がありました。あとこの産業は警察や権力とぎりぎりのところで戦っているところがあり、隙間を付いて新しいビジネスを考えるエネルギーのようなものがあったことが感じられました。それと、最後に日本のAV女優のホスピタリティ。これって、やっぱり日本人ならではなんですね。米国のようなプロ意識とも違う、まさにホスピタリティという言葉がフィットする彼女たちの振る舞いに、日本人の良さのようなものを感じてしまいました。

AVビジネスの衝撃 (小学館新書)

AVビジネスの衝撃 (小学館新書)

 

 

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