藤沢数希さんの「『反原発』の不都合な真実」を読みました。ブログを読んでいたので、大まかな内容はわかっていましたが、しばらくたって改めて読んでみると具体的なデータと科学的な論証に支えられた内容で、無責任に原発を批判する前に読んでおくべき書と言えると思います。一言でいうと、1)自然エネルギーは発電の基幹にはなりえない。2)火力発電による大気汚染はコスト増と健康被害をもたらしている。3)原発の技術はかなり進んでおり、決してコントロール不可能なことではない。ということ。特に2)は衝撃的できちんと現実を捉まえないといけないなと思いました、少なくとも、首相官邸の前で「原発反対」を叫んでいる人たちに読んでもらいたいです。
- 作者: 藤沢数希
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/02/17
- メディア: 新書
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