りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

それでも、生きてゆく 最終話

ついに終わってしまいました。「それでも、生きてゆく」。オンタイムで1回とビデオで2回、都合3回も見てしまいました。ラスト、本当に最後にどういうエンドがあるのか、予想できなかったのですが、良かったです。希望というか明日が見えてきたという点では、ハッピーエンドなんですけど、でも普通のハッピーエンドでないところが絶妙かな。すごく良い落としどころ落ち着いたという印象です。洋貴と双葉が1日だけ、デートを楽しんで、一緒に食事して、そして別れがあって、それぞれの明日へつながってという流れがうまくできていたように思います。デートはおそらく富士急ハイランド。洋貴と双葉の家からだと妥当な設定だし、高飛車の宣伝もかねていたのかもしれないけど、嘘っぽくてもディズニーランドの方がよかったな。1日だけのつかの間の幸せ。夢の国という意味では、ディズニーランドがよかったのだけど、そこはしょうがないですね。
父親が拘置所の近くの工場に住み込みで働いて、毎日面会に行くというのがあるのですが、もしかしたら、最初の罪を犯したときに、そういう努力をしておくべきだったのではないかと、考えさせられました。家族が殺人事件を起こすというのは、計り知れないショックだと思うので、本当にそういうことができるのかというと、難しい問題ではあるのですが、でも何かできることがあるとするなら、そういうことだったのではないかと思います。そして、被害者への謝罪と誠意なんでしょうか。こういう事件は被害者であっても、加害者であっても、その後の人生に大きな影響を与えてしまって、そこから逃げられないという意味では運命共同体であるのは事実。ドラマのようにはいかないとしても、そこを共有していることを双方が受け止めることが明日に、希望につながるように思いました。
「希望って誰かの事を思うとき感じるんじゃないかって。
希望って誰かに会いたくなることなんじゃないか」というセリフは素敵でした。