有川浩さんの「フリーター、家を買う。」を読みました。テレビでニノがやっているドラマの原作です。原作とドラマはちょっと違いましたが、主人公の誠司が成長していく姿は感動ものでした。最後に「間に合った」っていう言葉が何度かキーワードのように出てきましたが、何かを始めるとき、遅すぎるってことは無いのかも知れません。気がついたときから始めれば、間に合わない事はないのかも知れません。特に若いうちは。何をきっかけにして気がつくかということでしょうね。お母さんの鬱病というのはちょっときわどい出来事でしたが、それを理解してくれる周囲の人たちの暖かさもあって、何となく気持ちが優しくなれる小説でした。
- 作者: 有川浩
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/08
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 240回
- この商品を含むブログ (194件) を見る
今月の読書 3冊
1月からの読書 58冊
午前中、病院に行ってきました。血液検査、尿検査、触診と検査をいろいろやってもらいましたが、異常なしです。むしろ、身体にできている皮膚炎の方を心配されてしまいました。ストレスなんでしょうか。医者からそういう質問をいくつかされました。「夜はきちんと寝られていますか」とか・・・これに、「いいえ」と答えてしまうとあっという間に心療内科かもしれません。ストレスは感じていますが、ストレスに負けるほど心は弱くありません。「フリーター、家を買う。」でも父親の誠一さんは鬱病の母親を最初「心が弱いんだ」とはねつけていましたが、我々の世代はそういうものなのかも知れません。