りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

ただマイヨ・ジョーヌのためでなく

偉大なるアスリート、ランス・アームストロング選手の「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」を読みました。凄い本です。ある種人生の必読書だと思います。帯はこうです。「ランスは、25歳で睾丸癌を発病。生存率20%以下、苦しい闘病生活を経て、再び自転車に乗ることを決意する。世界一過酷なツール・ド・フランスで復活優勝を遂げ、栄光の黄色いジャージ、マイヨ・ジョーヌを着る。さらに7連覇の偉業を達成。過酷な人生を鮮やかに生きる勇気の記録。涙と感動のベストセラー」。この本は2000年に出版されたようなので、本は1999年にツール・ド・フランスで復活優勝までですが、原題が"It's Not About the Bike"であるように、どちらかというと闘病記かもしれません。ただ、「今では僕は、癌からの再生は、肉体の回復だけの問題でないのを知っている。心と魂も回復しなければならないのだ」というのは新たな視点でした。ニコルズ医師の言葉でも「患者さんの中には、治療中よりも治療後のほうが苦しが大きい人も大勢います。攻撃するより、ただ再発を待つ方が、難しいですからね」というのがありました。つまり、治療中は苦しくとも癌と直接戦っている。人にもよりけりだけど気持ちは前向き。しかし、いったん直って再発を恐れる気持ちは、ただ、祈るしかないところもあり、恐怖であるというのは事実なんでしょう。よくわかりました。「何事も不可能なことはない。良くなる確率が90%と言われようが、1%と言われようが、信じて戦うことだ。入手可能な情報で武装し、第二、第三、第四の意見を聞くことだ。自分の体が何に侵され、どのような治療法が可能かを理解することだ。実際、より多くの情報を知り、権限を与えられた患者は、より長生きするという現実がある」そうです。闘わないと・・・

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今月の読書 6冊
1月からの読書 82冊