宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証 第Ⅱ部 決意 上巻」を読みました。楽しみに待っていただけに、読み始めたら止まらない。ほとんど一気に読み切ってしまいました。学校裁判って、いかにも学園ドラマみたいで、最初はどうかなと思っていたのだけど、それでも引き込まれてしまいました。第Ⅱ部に入って、登場人物のキャラクターが際立ってきました。主人公の藤野涼子さんは強くて凛としていてそれでいて聡明。とても魅力的なキャラだと思うし、それ以上に弁護人の神原和彦君のキャラがとてもいい。うまい感じで力が抜けていて、それでいてちょっと次元を超えた目線をもち、もちろん賢い。小説はこうした人物設定がストーリー以上に読者を引き込ませるのだなと思わされました。
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/09/27
- メディア: 文庫
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