りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

舟を編む

三浦しをんさんの「舟を編む」を読みました。流石に本屋大賞の本だけあって面白かったです。物語の軸は「辞書を作る」という一大プロジェクトに係る人たちの仕事への取り組みであって、本来ならばプロジェクトXという内容なのだけど、そういう派手さはなく、でも一途に、かつユーモラスにひたむきに取り組む姿を描いている小説ということですね。主人公の馬締さんとか奥さんの香具矢さんという名前が、ちょっと無理かなという感じだったけど、馬締さんも、香具矢さんも職人気質で緩い感じがないところが良かったです。結局、この本の登場人物は、癖があってもみんないい人なんですよね。人がいい、というのではなくて、仕事に対して真剣で、ひたむきに取り組む。それは馬締という主人公と荒木さん、松本先生という登場人物のコアの人たちの生き方が周りの人たちをそいう風にさせてしまうということなのかもしれません。そういうところがほんわかしたムードの中でも締りがあって、良かったように思いました。
それと、日本語、言葉というものをもう少し大切に考えたいと思いました。

舟を編む

舟を編む

[DATA]
今月の読書 4冊
1月からの読書 11冊
[DATA]
本日の歩行距離 10.4km(walk)
3月の歩行距離 150.8km(walk)
1月からの歩行距離 435.4km(walk)