この作品も2回に分けてだけど一気見。後半、こういう展開になるとは想像していませんでしたが、最後まで引き込まれる勢いがありました。「私がやりました」が最後のセリフだと思っていたのに、このセリフはラスト2エピソードを残したところで発言され、そこからは何が起こるのかとどんどん沼の中に引き込まれていく感じ。でも、結局本人しか真実を知らなかった。誰かのために罪を被るとしても、その誰かが見当違いだったということ。この展開は主人公の杏さんにも判らなかったのでしょう。鈴木京香さんの演じる強さは申し分なく、永野芽衣さんも冷静に事に対処していく感じが、いい感じだったように思います。それぞれに守りたい人がいて、守りたいのが自分だった父親は最低に見えた。そういう意味ではいろいろ考えさせられる良い作品でした。
監督:平川雄一朗
脚本:金子ありさ