りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

湯道

何とも昭和感の漂う映画でした。とにかくお風呂はいいなという作品。嫌なことがあっても、お風呂に入ってのんびりすれば、明日の活力が湧いてくる、そんな感じのする映画でした。映画のタイトルは「湯道」。これ、明らかに茶道や書道などをパロっているのだろうけど、何にでもその道を見つけ、そこに作法を作り出す、八百万の神々を信仰し、どんなものにもどんな自然にも神を感じてきた日本人の特性なんでしょうね。それと、昔から、公衆浴場は浮世風呂といわれていたように、そこに住む人たちの交流の場だった。家風呂が当たり前でない時代は、みんなが公衆浴場に行き、裸の付き合いをして交流を深める。日本人にとって、お風呂とはそういう場だったというのもあるのでしょう。何とも日本人の日本人による日本人のための映画。お風呂に入っていないのに、ほっこりして、心も温まる映画でした。

監督:鈴木雅之

脚本:小山薫堂

出演者:生田斗真濱田岳、橋本環奈

湯道