りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

騙し絵の牙

素直に面白かったです。最後に何に騙されるのかなって思っていて、少し意外な展開でしたが、それも良かったかな。松岡茉優さん良かったです。「蜜蜂と遠雷」の時も良かったけど、これもGood。本を愛して、編集者の目線で作品を見て、作家と編集者の関係を凄くポジティブに考えている。そういうひたむきな編集者役、ぴったりでした。
大泉洋さん演じる速水。大きな仕掛けをして、世の中に刺激を与えて、ビジネスにする。こういう人、確かに居そうで、これもぴったりのキャスティングでした。犯罪を犯してしまったモデル。そう、芸術は常識という枠にとらわれない・・・のではなく、常識を外れた何かに大衆はワクワクするんですよね。やってくれた。その常識を超えた行動をしてしまう人に大衆は惹かれる。そういうのちゃんと判っているんですね。だからビジネスになる。これ原作は塩田武士さんなんですよね。「罪の声」とは違ったけど、本当に面白かったです。

騙し絵の牙