りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術

 山口周さんの「外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術」を読みました。Kindle unlimitedで読んだのだけど、参考文献が使えそうだったので購入してしまいました。結構今まで読んだ本との重複もあるけど、第1章の6つの大原則は「なるほど」と思いました。①成果を出すには「2種類の読書」が必要、②本は「2割だけ」読めばいい、③読書は「株式投資」と考える、④「忘れる」ことを前提に読む、⑤5冊読むより「1冊を5回」読む、⑥読書の「アイドルタイム」を極小化せよ。

・ビジネス書の読み方について言えば、基本は、名著を繰り返し読み、読書ノートはとらない。 狭く、深く読むのがビジネス書 ということになります。一方で教養書の読み方は、基本は、雑多な本を幅広く気の向くままに読み、読んだら読書ノートをとる。 広く、浅く読むのが教養書 ということになります。

 ・読書を投資行為と考えた場合、もっとも大きなコストになっているのは「自分の時間」 だということです。

・読書という行為は、自分の時間といくばくかのお金を投資することで人生における豊かさを回収するという投資行為 です。カギになるのは、投入する時間と得られる豊かさのバランスです。 これ以上時間を投入しても、追加で得られる豊かさは増えないと判断された時点で、その本と付き合うのは終わりにしましょう

・本当に大事なのは、何度でも読みたくなるような深みのある本を見つけて、それを何度でも読むということです。

・広く浅く読んで、「読みがいのある本」を見つけたらそこで深く潜る。そういう、いわば「T字型の読書」を通じてこそ知的なストックは厚みを増していく ことになります。

・その人の知的生産性の基礎体力を高める読書というのは、深みのある本を何度も反芻しながら読むことで初めて可能になります。

・マイケル・A・ロベルト『決断の本質』を読めば、組織のパフォーマンスが必ずしもその構成員一人一人の優秀さによって決まるわけではなく、むしろ優秀な人の集団ほど愚かな決断をしてしまうということがよくわかると思います。

・本には「ジャストミートする時期」というものがあります。本が面白いと思えるかどうかは、自分が置かれている文脈、精神的な状態、抱えている問題、保有しているスキルや知識によって変わってきます。

・他人は知らないけれど自分が夢中になれる本をどれだけ読めるかが差別化になります

・成功する人には「さまざまな出会いや偶然を、前向きに楽しめる」という共通項があることがわかっています。

リベラルアーツに関連する読書において重要なのは、 単に転記するだけではなく、必ずビジネスや実生活における「示唆」を書き出す ということです。

・本は「買って」「書き込み」をしないかぎり、知的生産に活用することはできません。本そのものをどう読むかということ以上に、読み終わった本をどのように活用するかという点が大事だということです。 

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今月の読書 5冊

1月からの読書 58冊