りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

1914年サラエボの教訓に学ぶ

タイトルは今日の日経の社説。1914年6月28日、サラエボに鳴り響いた銃声から第一次世界大戦が始まった。社説はそこから何を学ぶべきかという論旨。結論は、1)偶発的な衝突は回避しなければならないということ、2)力の均衡の問題。パワーシフトが起こって世界のパワーバランスが崩れるとき、世界に危うさが漂う。3)グローバル化が進む中でのナショナリズムの取り扱い。そして、前防衛大学五百旗頭真さんの総括が続く。「第一次世界大戦の教訓はかりそめにも戦はすまじだ。想定外の展開が起こり止められなくなる。第二次世界大戦の教訓は力をつけて勢いづく国に融和策をとってはならない。途方も無く弾みを与え、事態の収拾を不可能にする。そして、力をつけ台頭するものには国際的な連携で自制を余儀なくさせ、非軍事的な手段であれば受け入れて協力関係を作って行く」とまとめている。とにかく、「戦争はするな、国際的な連携で中国に自制を促すべき。」ということなんでしょうか。いずれにせよ、第一次世界大戦で先勝は国家の総力戦になったというのが一般的な見方。歴史に学ぶことは大事で、こうした世の中だからこそ、国際的な連携によって活路を見出すべきと自分は読みました。