りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

アースダイバー

中沢新一さんの「アースダイバー」を読みました。このアースダイバーという言葉。アメリカ先住民のアースダイバー伝説が語源のようです。で、「日本列島に生きてきた人間たちは、無意識(=人間の心のおおもとは、泥みたいなもので、グニャグニャと不定形でスマートな思考をする部分とぼんやりとした夢を見続けている部分とが一つに混じり合って、人間の心を作っている。この泥みたいな材料で作られた心)を泥のようにしてこねあげるやり方で自分たちの社会を作ってきた。なんだか得体のしれないところを持っている。これをアースダイバー型の特徴」と筆者は定義しています。で、縄文時代、縄文海進期に東京が形作られたらしい。まず、日本が形作られた時代の地図をもって、その時の川の位置、集落の中心、低湿地帯、乾いた土地などを確認していくと、東京のいろいろな場所の必然性がわかるというのがこの本の主張。人間が「死」というものをどのようにとらえ、それとどう向き合ってきたかがわかるとそれはそれでわかることがあるということなのかもしれません。面白かったです。もう少しきちんと整理したいと思います。

アースダイバー

アースダイバー

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