りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

サッカー依存症

連休明け初日は、福岡への出張。金曜日一日だけの出社なのでそのままお休みの人も多く、朝会社に行った時点では閑散とした様子。9時過ぎに会社を出て福岡へ。往復の飛行機のなかで武智幸徳さんの「サッカー依存症」を読みました。連休中は考えさせられることが多く、少し気分が滅入っていましたが、やはりサッカーの本は良薬です。特に、「南米で私は考えた」と「サッカー大国の小国オランダ」「美しく勝つ スペインの旅でわかったこと」が良かったです。全編を通じてサッカーは世界に根付いていること、特に南米や欧州ではサッカーが生活の一部であること。それでいて、ブラジルのサッカー、アルゼンチンのサッカー、オランダのサッカー、スペインのサッカーが違うこと。スペインでもレアルとバルサの違い、バルサアヤックスの共通点などが改めて分かってよかったです。
オランダのサッカーは4-3-3を基本として、どこのチームでもポジションごとに背番号が決まっているという話が新鮮でした。トータルフットボールの国なのに?と思っていると、4-3-3のポジションで基本の動きを徹底的に習得することがオランダのサッカーのフィロソフィーになっているわけだったんですね。そういうフィロソフィーがあるから、基本の動きが決まっていて、寄せ集めても組織的な動きができるというカラクリ。そして、その基本の動きをベースに応用があるということでしょうか。武智さんの話だと、ポジションごとの動きにはお手本があって、ゲームメーカー6番の理想的な動きは=フランク・ライカールト、10番は=デニス・ベルカンプ、9番は=マルコ・ファンバステンだと書いてありました。10番はセードルフじゃないのかなとか、ダービッツも選んでよと思ったりするけど、無難な例。セードルフダービッツはお手本というには癖が有りすぎかもしれません。このサッカーに対する国、あるいはチームのフィロソフィーというのはキーワードで、ひとつのやり方を信じて、それを上から下まで徹底しているから、できることっていうのがあるわけで、それがクライフイズムというのか、オランダのアヤックスからバルサに受け継がれているものなのかなというのが私の中の結論でした。

サッカー依存症

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