いつものように福岡での打ち合わせは長い。今日も朝9時半から19時半まで、途中休憩を含めながら10時間の長丁場でした。正直、途中でかなり集中力が切れてしまいました。
羽田空港に戻ってきたのは22時過ぎ。でも、バスの運行時間が変更になったおかげで、リムジンバスで帰ってくることができました。バスの中で、podcastの「学問のすすめ 安藤優子」を聴いていました。凄く意外だったのが「アルバイトでエレベーターガールをしていたときに、外国人との堪能な英会話能力を買われてスカウトされて報道の世界にはいった」という話。英語やアメリカには興味があっても、報道には当初興味はなかったみたいです。あと、現在も上智大学大学院外国語学研究科比較文化専攻博士課程に在学しているという事実。修士も最近とったようです。もう、学歴なんか関係なく活躍している人なので、肩書きはどうでもいいのでしょうが、そもそも忙しい人が、そこまで追い込んで、でも人生は死ぬまで勉強なんだなと思いました。報道も間違いなくアウトプットなんでしょうが、情報収集からアウトプットまでのサイクルが短いのも事実。いろいろな情報を収集し、多くの人とのディスカッションを通して、熟成した意見を論文という形でアウトプットすることは、報道とは違った凄みがあるのだと思いました。あと、インターネットというメディアはすべてがオンデマンドで、自分が知りたい情報をピンポイントで深く収集するものだけど、こういう狭い見方をしていくとどこか偏りになってしまうという意見は同感。新聞やテレビニュースのように、自分が選ばなくとも入ってくるニュースによって、自分の知見が広がったり、複合的な見方ができるのではないかと思います。彼女の著作「へこたれない」を読んでみたいと思います。
