野口悠紀雄さんの「アメリカ型成功者の物語」を読みました。ゴールドラッシュとIT産業がたくさん起業するシリコンバレーを解説して、経済学的視点から成功者が生まれる条件みたいなものを説明するという構成でした。大事な言葉として「サンクコストを忘れろ」でしょうか。つまり変化の中で、その条件下において最適な方法を探すということですね。もちろん、ダイナミズムみたいなものもあります。
こうした本題のほかに、少しノートしておきたい話がいくつか。まず、Ph.DはなぜPh.Dなのか。中世のヨーロッパの大学では、哲学部、法学部、医学部と神学部で構成され、自然科学はニュートンの時代に始めて大学で教えられたことらしい。そして、それは新しい学問デあるが故に、「哲学」の中に分類され、これらの学部の博士は皆Ph.Dと呼ばれることになったということ。よく勉強になりました。
アメリカ型成功者の物語―ゴールドラッシュとシリコンバレー (新潮文庫)
- 作者: 野口悠紀雄
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/04/25
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 34回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
今月の読書 3冊
1月からの読書 19冊
今日は、今週2回目の飲み会。楽しかったといえば楽しかったですが。体調が心配です。