タイトルに惹かれて読んでみました。読んでみてわかったのは、やはり「試験はテクニック」っていうのがあるなということ。論文試験の章立ての仕方、準備すべき素材(モジュール)、論文を書く上での留意点、採点者の目線、そして時間配分や心構えなど、読んでいるのといないのでは大違いだなと感じました。逆にいうと、この試験ってどんな、あるいはどの程度のスキルと知識が問われているのかなとそこは少し疑問に感じてしまいました。中身はこれからですが、まずはテクニックは理解できたような気がします。
1.章立ては論文の設計書
1)設問の要求事項を一つ一つに分ける
2)章タイトルを付ける
3)節タイトルをつける→要求事項をこなれた日本語として自然なタイトルに変える
2.論文の内容
1)設問イ、ウの要求事項は「分析系」と「対策系」
→あらかじめ論文で使える素材(モジュール)を用意しておく
2)適宜、方法論や専門用語を織り交ぜる
3)問題点はキレイに解決しすぎない
3.テクニック
1)導入文は書いても2行程度で簡潔に
2)「・・・することにした」「理由としては・・・」「具体的には・・・」を繰り返す
3)無理のない範囲で「定量的な」表現を織り交ぜる
4)箇条書きはなるだけやらない
5)インデントは基本的に用いない
6)最後は改行し、「以上」を記入する
気になったのはこんなところでしょうか。
読み終わって、Amazon見ていたら、最近第3版が出ているのはショック。第2版は3年前のものですからね・・・
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