りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

哀愁しんでれら

この物語のラストはどう回収するんだろうと思ったら、堕ちるところまで堕ちた感じ。そもそもあり得ない話なのだけど、最後はちょっとリアリティも欠ける。インシュリンを打っているそばから、死んでいったら、あそこまで被害が拡大する前に気づくでしょうし、誰も立ち会わない場面も想像できない。でも、この物語のラストとしてはそういうリアリティの無さもOK。結局、誰がサイコなのかっていうのもあるけど、係わってはいけない人間ってやっぱりいて、良い人の仮面を被っているような、ある局面だけ異常人格が顔を出すというか。係わったら終わりなんでしょう。もう少し早く気付くとか、そこから抜け出すという選択肢もあるのだろうけど、抜け出せないほどの不幸を最初に経験してしまった。ホラー映画といえば、それまで。そう割り切って見るしかないかな。

監督:渡部亮平

脚本:渡部亮平

出演者:土屋太鳳、田中圭

哀愁しんでれら