りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2

ブレイディみかこさんの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2」を読みました。イギリスの比較的底辺に近いエリアで英国人のトラック運転手と日本でいえば中学生の息子と暮らすブレイディさんが、イギリスで暮らして感じる貧困、格差、LGBTQ、ポリティカルコレクト(PC)なんかを自然に語るエッセイ集の2冊目。近い将来日本でも起こるであろう様々なイシューなんだなと感じざるを得ない。

今回気になったワードとフレーズは以下の通り。

・「第三の性」とも表現されるノンバイナリーという言葉は、男性でも女性でもない、性別に規定されない人々のことを表す。

公営住宅の男で、DVもギャンブルもやらず、アルコールにもドラッグにも依存していない男は、神様ぐらいお目に掛かれないと思った方がいい。

・スピーチのメソッド5S。Situation(聞き手が想像できるようなシーンを設定して議論を始める)、Strongest(演説の最も重要な主張を提示する)、Story(個人の経験談を用いて自分の主張を裏付ける、Shut down(反論を封じ込める)、Solution(処方箋を提案する)

・ポリティカルコレクトネスのイシュー

ポール・マッカートニーは、子供4人を普通の中学に行かせたらしい。娘のステラ・マッカートニーによれば、彼女は最初、セレブリティのくせに私立に行かせてくれなかった親の決断を許せなかったけど、今はそれは、彼女の人生に起きたことで最良の事だと思っているとのこと。自分とは違う世界で生きる人たちを知るのは健康的という理由で。

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