りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

東京オリンピック マラソン男子

東京は台風の影響で雨。そういう意味では想定外だったけど、札幌に会場を移していたのは正解。スタートからしばらくは先頭集団が多くて、お目当ての大迫君が見つけられない。先頭集団にいるのは間違いないのだけど、集団少し後方みたい。中間点地点ではまだ先頭集団にはそれなりの人がいたけど少しずつ遅れてくる選手が出始める。32キロでケニアのキプチョゲ選手が抜け出して、先頭集団は2位集団になる。大迫君は少し遅れて8位をキープ。ただ、2位集団からは遅れているけど、6位、7位の選手が集団から遅れてきているので、これを射程圏内に。結果36キロ手前で6位、7位の選手を抜いて6位に上がり、2位集団を猛追したけど差は縮まらない。結果論からいえば、そのままゴール。キプチョゲ選手は完全に独走状態で、王者の貫禄さえ漂わせていました。ただ、やっぱり6位でも凄い。明らかに自分の力を出し切っているのが判る。給水とともに帽子も頻繁に交換。こういうところにもレースに対する細やかな気配り、戦略がうかがえる。前半は先頭グループにしっかりついて、体力を温存。後は体の調子を確認しながら、仕掛けるところで仕掛ける。42.195kmを走りぬく体力と相談しながら最適なペースでラップを刻む。間違いなく自分の力を出し切ったレース展開。彼が目指していたのはこれなんですね。現役最後のレースと本人も語っている。まだまだできるとは思うけど、色々ない意味で限界なんだろうし、指導者としてやりたいこともあるのでしょう。ご苦労様でした。そして、これからの指導者としての大迫君に期待したいと思いました。あと、本人たちは不甲斐ないと感じているかもしれないけど、日本代表の中村選手(62位)や服部選手(73位)にも大きな拍手を送りたい。特に足の痛みをこらえて、完走76人中73位という順位ながら走り切った服部選手には、代表としての責任を全うする姿を感じ、素直に拍手を送りたいと思いました。