クリステンセン教授の「ジョブ理論」を読みました。「イノベーションのジレンマ」以来かな。今回はジョブ理論。前に読んだ「アフターデジタル」にミルクシェイクの話が出ていたので、改めて読んでみたくなりました。一言でいうと、こういうストーリーを含めて我々は「ニーズ」と呼んでいたような気がするし、必ずしもでもグラフィックな要因で層別するなんてことは私が学生だった30年以上の昔から言われていたことなのだけど、商品を買う側には色々な理由があってその商品を買うのであって、必ずしも品質とかじゃないよね、ということを改めて色々な事例で説明してくれている感じ。iPodだって、いい音を聴きたかったら今でもSONYのNW-WMの方が良いと思っているけど、売れるのはiPod。今はそれでも無いと思うけど、ジョブをストーリーとして説明するのは賛成。そして、建前なんかじゃなくて、本当の意味での購買動機を掘り下げて考えましょうというのは絶対に必要だと思う。でも、人は必ず本当のことを言う訳ではないから、アフターデジタルにつながっていくんだろうなとそんなことも感じました。
ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ビジネスリーダー1万人が選ぶベストビジネス書トップポイント大賞第2位! ハーパーコリンズ・ノンフィクション)
- 作者: クレイトン M クリステンセン,タディホール,カレンディロン,デイビッド S ダンカン,依田光江
- 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン
- 発売日: 2017/08/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (6件) を見る
[DATA]
今月の読書 2冊
1月からの読書 36冊