りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

殿、利息でござる

原作は磯田道史先生ですね。重税を取り立てる仙台藩にお金を貸し付けて、逆に利息をもらうという作戦。貸付額の千両というお金は現在価格で約三億円。出資者は私財を投げうって、ひたすら民のため。ケチで強欲と思われていた浅野屋は実は親子二代でそのためのお金を貯めていた。ある意味心打たれる話なのだけど、どこかピンと来ない。浅野屋は破産するほどに私財を投げ打ったところは流石なのだけど、結局、夜逃げするほどに貧しい仙台藩でも、商家の何件かでこれだけのお金が集められてしまう事実もあるわけで、やっぱり富の偏在があったのは事実。それと仙台藩の傲慢さが気になってしまいました。まあ、史実に基づいた話であろうし、時代背景を考えたらそれはそれなのだけど、何かちょっと違うなと感じてしまいました。

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