りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

高専生だった私が出会った世界でたったひとつの天職

紗倉まなさんの「高専生だった私が出会った世界でたったひとつの天職」を読みました。たまたまネット書評をみつけて、職業に貴賎なしを自ら実践し、希望してAVの世界に入ったAV女優の自叙伝ということで、興味をもって昼休みに本屋で立ち読みしていたら、ざっと読み終わってしまいました。
以前、中村敦彦さんの「職業としてのAV女優」を読んで、この世界は自分たちが思っているのと違って、1)自ら希望してこの世界に入ってくる女性が多いこと、2)その理由として風俗よりは安全であること、3)体を張って大変な仕事の割には大したお金にならない人が大半であることなどは知っていましたが、それなりに人気を持ち、売れっ子といわれる女優は、見かけとは違ってプロ意識も高いし、気配りもすごいんだなということを感じました。この女優さんの名前を覚えていたのは、以前工場夜景を見に行くときに、写真の撮り方を参考にしようといろいろぐぐっていたら、「工場夜景萌え」とかで彼女が出てきて、関連して東大の文化祭などにも招待されているという異色の女優ということで覚えていました。そのころから、彼女なりの意見を情報発信している人だったんですね。感じたのは、こういうのがサブカルチャーとしての扱いでなく、わりとメジャーな扱いをされていること。明らかにAVは日本の文化になった・・・ってことでしょうか。
何年かたって、彼女が歳をとったとき、一過性のアイドルだったのか、新しい境地を開いているのか。そういうのを確認したい気持ちになりました。

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