野口悠紀雄先生の「仮想通貨革命」を読みました。昨日も少し書きましたが、ビットコインに代表される仮想通貨のインパクトははかり知れないと思いました。結局、金融というのは情報なので、現在のITに非常に親和性が高いのだけど、今の使い方はまだまだそれ以前のアナログな世界とのハイブリッドという感じ。ITとの親和性を活かしきれば、まったく今までと違った世界が生まれ、自分たちの生活に大変なインパクトを与えるということを実感しました。特に私の仕事と密接な金融機関。商業銀行は与貸と決済が主な生業だとおもうのだけど、現状でもビットコインによる決済は進行している。ただでさえ、大手優良企業は直接金融に変わっていく中、中小零細などの資金調達にクラウドファンディングなどが進めば、金融機関の本業を揺るがしかねない。そんな流れがとてもよく理解できました。もう少し消化してから、もう一度触れたいと思います。
- 作者: 野口悠紀雄
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/06/06
- メディア: 単行本（ソフトカバー）
- この商品を含むブログ (6件) を見る
今月の読書 2冊
1月からの読書 21冊
