りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

ユーロ・リスク

11時に約束どおりに挨拶に。10分程度時間をくださいといったとおり、きっかり10分でしたが、それなりに有意義でした。この10分のために出かけていった甲斐もありましたし、アポをとった意味もありました。
昼に、池袋で慎平君と待ち合わせてランチ。コートを買いに行く約束をしていたので、いくつか見て歩いてコートを購入。本人は結構気に入っているようで良かったです。その後、一旦家に戻って、溜まった洗濯物をクリーニング屋に出した後、実家へ。とりあえず、懸案事項も片付いてよかったです。
で、おそらく今年最後の読書となったのは、白井さゆりさんの「ユーロ・リスク」。この本も藤沢数希さんの推薦図書のひとつで、確かにユーロ危機というか、今のユーロについて納得できる説明をしてくれている本という印象を持ちました。彼女の説明は、ユーロを低リスクグループ、高リスクグループ、中リスクグループに分類し、それぞれのグループの代表的な国の事情を説明して、その対立の構図みたいなものをベースにユーロの問題を説明するというアプローチでした。結局、ユーロというのは、為替の調整が出来ない分、低リスクグループと高リスクグループの立場の違いをユーロ域内の問題として調整していかなければならないこともあって、ある意味内政干渉なのかもしれませんが、政治的・政策的な介入のようなところもあって、ユーロをひとつの形にまとめる強制力が出来るということなんでしょうか。正直、政治が強い政治力を持たず、単に国民の人気取りで終わっている現状では、外圧的な強制力がある意味国を正しい方向に導いていく可能性があるということかもしれません。今回のユーロ危機で、むしろユーロの新しい形ができるというような締めでしたが、確かに説得力のある考えだと思いました。

ユーロ・リスク (日経プレミアシリーズ)

ユーロ・リスク (日経プレミアシリーズ)

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今月の読書 4冊
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