翁邦雄さんの「ポスト・マネタリズムの金融政策」を読みました。この本、池尾先生がTwitterで絶賛していた本です。確かに・・・消化不足のところはありますが非常に勉強になりました。1)通貨と中央銀行、2)ミルトン・フリードマンと米国のマネタリズム、3)日本銀行とマネタリズム、4)インフレ目標政策とテイラー・ルールの登場、5)金融政策とグレートモデレーション、6)「資産価格バブル」と二つの金融政策戦略、−「後始末」か「風に逆らう」か−、7)ゼロ金利政策と非伝統的金融政策、8)デフレ脱却への方策(1)、9)デフレ脱却への方策(2)という構成です。特に勉強になったのは、第5章で、自分の中でサブプライム・ローン問題がきちんと整理できたことが良かったです。あと、今後のために第6章以降で、バブルとゼロ金利政策、量的緩和というものをきちんとイメージしておくことが大事だなと思いました。ここはきちんと整理しないと・・・
- 作者: 翁邦雄
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2011/06/11
- メディア: 単行本
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