りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

銀河鉄道の父

雨ニモマケズ」確かにいい詩です。宮沢賢治の死の床に際して、父が独唱する。もう、涙しかありません。雨ニモマケズ、風ニモマケズ、雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ、丈夫ナカラダヲモチ・・・のところくらいまでは日本人なら誰でも知っている詩。でも、今日、役所さんの独唱を聴きながら、やっぱり最後の・・・ヒデリノトキハナミダヲナガシ、サムサノナツハオロオロアルキ、ミンナニデクノボートヨバレ、ホメラレモセズ、クニモサレズ、サウイフモノニ、ワタシハナリタイ。ここがぐっと来ました。これが宮沢賢治の生き方なんですね。地域の人に寄り添い、一緒に悲しみ、一緒に笑う。だからといって、感謝を求めず、ささやかに、つつましく生きる。そして、妹のために物語を紡ぐ。宮沢賢治の物語が、読む人に希望を与える。そして、家族がそんな宮沢賢治を見守る。良い映画でした。

監督:成島出

脚本:坂口理子

出演者:役所広司菅田将暉、森七菜

銀河鉄道の父