りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

検察側の罪人(上)

 雫井脩介さんの「検察側の罪人(上)」を読みました。Kindleの合本を買ったので上も下も本当は関係ないのだけど、とりあえず上巻終わりというところまできて、ちょっと感想を書きたくなりました。これ、最上はキムタク、沖野はニノというキャスティングでこの夏封切り予定の話題の映画の原作。そう思って読んでいると、キムタクがこういうダーティーな役をやるんだな・・・というのが上巻を読んだ時点での感想。ダーティといっても単なる悪人というのではなくて、彼なりの正義感が生んだ一線を越えた行動という表現が正しいのではないかな。何だかこういう表面に出さずに、でも心の中で確固とした独特の正義感を持っている検察官の役は確かにキムタクのイメージかも知れません。一方の沖野。これは下巻が楽しみなのですが、容疑者を口汚く罵って、何とか口を割らせようとする姿が、そして、これから最上と対決姿勢を示していくのだろうけど、ニノで良い感じがしました。

検察側の罪人というタイトルはなるほどなと思いました。実際にはこういう現場があるんだろうなという印象を持ちました。これから下巻を読み進める中で、正義について改めて考えさせられるのだろうと、そんなことを予感させられました。

検察側の罪人 上 (文春文庫)

検察側の罪人 上 (文春文庫)

 

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