トム・ハンクスさん主演のブリッジ・オブ・スパイを見てきました。冷戦下のアメリカで、ソ連のスパイの弁護を引き受けることになった弁護士。弁護を引き受けるだけで全米を敵に回したような誹謗中傷。それでも、ある種の知恵を働かせて、死刑を免れ禁固刑に減刑。これが縁で、米国のスパイとの交換の交渉人となる・・・というようなストーリーなのだけど、アメリカ映画なので、少しアメリカ寄りかな。アメリカの正義と真実、そして自由。ソ連や東ドイツと対比して、そうした主張が盛り込まれているように思います。この映画を見ると、とてもソ連や東ドイツには行きたくないなと、そんな風に思ってしまいます。
それにしても、トム・ハンクスという俳優は凄いな。こういう役をやらせたら、やっぱりトム・ハンクスの存在感がとても光るような気がします。これでまた、オスカーというのもあるかもしれない。そんな期待を持たせる作品でした。
脚本 イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン、マット・チャーマン
主演 トム・ハンクス