Kyon2こと小泉今日子さんが読売新聞の読書委員として書いた10年分の書評を取りまとめた書籍。日曜日の書評欄は好きで必ず目を通し、小泉今日子さんが書いているのも知っていて、何冊かは購入したりしたけど、10年間も委員を務めていたというのはちょっと意外でした。そして、改めて読んでみて確かに「余人を持って代えがたし」と1期2年の委員を5期もやっていたことが良く理解できました。独自の視点と適切な表現で感想を書き、読者に興味を持たせる技は確かに一級品だと思いました。こういう文章を読んでいると、彼女が可愛いだけのアイドルで終わらなかった理由がよく判ったりします。こんな形で状況をしっかり把握し、対応する術をもっていたから、長く芸能人として活躍しているんだと、そんな風に思いました。
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今月の読書 3冊