角田光代さんの「八日目の蝉」を読みました。「空中庭園」以来だと思いますが、こういう壊れた家族の話は読んでいてちょっと辛いですね。もっと、普通でいいのだけどと思ってしまいます。何で不倫して子供を作ってしまうんだろうって。若いのだからもっと普通に恋愛してっていうと小説にならないってことなのかな。村上龍さんの「心はあなたのもとに」じゃないけど、やぱり親は子供をきちんと愛してあげないといけない。そして、そうした愛情を受けて育たないと笑うことができない人になっちゃうんじゃないかって。ずっとそんなことを考えさせられた小説でした。
- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2011/01/22
- メディア: 文庫
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