博多→下関(報告会)→大阪(報告会)というタイトな1日を終えて、ゴールデンウイークに突入です。連休に入るという実感はありません。大阪からの帰りは最終の飛行機。満席だったのですが、運良くアップブレードに成功。ただ、隣に座ったのが凄い酔っぱらいで、酒臭くて非常に困りました。泥酔者は飛行機に乗せないルールとか作れないものでしょうか?通路を挟んで反対側の隣は、芸能レポーターのマエチュウさんでした。
松井今朝子さんの「吉原手引草」を読む。この作品、変わった作品で、物語は葛城という花魁の失踪事件を背景として、何者かが引き手茶屋の内儀、遣手(やりて)、床廻し、お大尽、女衒、楼主に事件の真相を聞き回るという構成で、証言者の証言をつなげて話が流れていくという構成。読むほどに、吉原に関する理解も深まり、花魁葛城という人が判っていくというもので、なかなか勉強にもなります。途中まで訳が分からないところでしたが、最後の最後に真相がわかり「なるほど」という仕上がりになっています。2007年の直木賞受賞作品。なかなか読み応えがありました。
- 作者: 松井今朝子
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/04
- メディア: 文庫
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