WBC準決勝メキシコ戦。先発は予想通り佐々木朗希。大谷より朗希の方が160km/hの球をコンスタントに投げているし、何となく切れもあるような気がする。大谷さんはスライダー中心で、それでいてストレートは突き刺さるような力強さがある。スタミナと打ち取り方を考えた配給の組立とパワーを考えると現時点では大谷さんの方が勝てるピッチャーのような気がするけど、やっぱり朗希は平成の怪物。
今日は春彼岸だったために、立ち上がりだけ見てお寺に行った。あとはネットで速報を見るだけ。気が付いたときは朗希が打たれて3点を失っていること、2番手は意外にも山本由伸だったこと。明日は誰が投げるんだろうと思いながら、確かに今日負けたら明日がないので、由伸投入も止む無しか。明日はダルビッシュが投げるかもしれないという期待も膨らむ。
3点のビハインドで後半に行ったところで、速報を見ることができなかった。法要が終わったところで、寺の本堂から出ると「村上のサヨナラ」という声が聞こえた。サヨナラということは、勝ったということ。凄い。3点のビハインドをひっくり返したということだ。しかも村上が打った。この大会不振にあえいでいた大砲が打ったのは決勝戦に向けて朗報。2006年には打撃不振の福富が準決勝でやはり代打でホームランを打った。2009年も打撃が振るわなかったイチローが大事なところでタイムリーを打った。今回は村上様。大事なところで大事なタイムリー。必勝パターンの系譜に名を連ねた。明日は決勝。こんなに野球で興奮するのは本当に久しぶりだ。
