りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

バルセロナで豆腐屋になった

清水建宇さんの「バルセロナ豆腐屋になった」を読みました。サブタイトルは「定年後の『一身二生』奮闘記」です。一身二生は福沢諭吉が「文明論の概略」で使ったのが最初らしいですが、一般的には伊能忠敬のように、庄屋として家業を盛り立てた後に隠居して暦学を学び、日本地図を完成させるといった、全く新しい生き方を意味する。清水さんも朝日新聞の記者から雑誌の編集者に転じ、定年後バルセロナに移住して豆腐屋を営むというまさに一身にして二生の生き方をした。この本はまさにバルセロナで過ごした10年の奮闘記だ。この期間にコロナ禍があったのは想定外だったと思うけど、豆腐屋という重労働で健康を手に入れ、バルセロナで得難い友を得、カタルーニャで生きることから歴史的視野とグローバルな視点を持ち、何より奥さんとの絆を深めた。最後奥さんが亡くなってしまったのは本当に残念。とても刺激になる一冊でした。