優秀な学生たちには、人には言えないような裏側があって、それを大事な場面で暴露されるとそれまでの優等生の仮面を脱ぎ捨てて豹変する。そして残ったのは、際立った特徴はないけど、大きなマイナスがなく全体的にまとまった性格の良さそうな優等生。採用がこういう形で決まってしまわなければ、犯人はこの6人の中ではなく、こういう一種のパニック状態に陥ったときの反応を外から眺めている第三者だと思っていたのだけど、最初の予想は外れました。あの時、最後までこんな暴露合戦はバカバカしいと反対して犯人にされてしまった波多野君。その後彼は意外な真実に辿り着く。彼の死後、その真実に辿り着いた5人は、意外な真犯人と暴露の動機、それと波多野が捉えた真実を知って、誤解を解いた。人は一面だけで評価しちゃいけないし、切り取られた部分だけ見ても真実を見誤ってしまう可能性がある。醜い暴露合戦の裏側を知ることで、とても良い話になってしまいました。とても、面白い作品でした。
監督:佐藤祐市
脚本:矢島弘一
