朝霞、朝霞台、志木を舞台にした同名小説の映画化。主役は堺雅人さんと井川遥さん。井川さんはいくつになっても美しく、カッコいい。アラフィフの中年の恋愛小説といえばそれまで。年齢的に病気の懸念もあるし、親の介護もある。子育てが一段落はしていても、その分、夫婦は向かい合う時間が長くなる。結果、離婚はよくある話。地元に戻ったふたりが再開し、お互いの人生を理解し、受け入れている中で、葉子の病が発覚する。葉子の闘病とそれを支える健将。ラストはある意味予想した通り。あの日、あの葉子の6ヶ月検診の結果が判った日、なぜ健将は気付けなかったのかな?大事な日、突然変わった葉子の態度。ヒントはいくらでもあった。それまでの健将なら気付けたはず。小説としては自然でも、二人にとっては後悔の残る別れ方。もう、簡単にやり直しのできない歳だから、間違えないで欲しかった。面白くなくても、健将には優しく葉子を看取って欲しかった。そんな思いの残る作品でした。
監督:土井裕泰
脚本:向井康介
