りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

MICKEY 17

「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督作品。SF映画だと割り切ってみるとしても、「使い捨てワーカー」っていうのはちょっとエグ過ぎて見ていて気持ちのいいものではなかった。ああ、プリンティングってこういう使い方もできるのか、人権とか何もないんだなと。それと、完コピのはずなのに、17と18の性格が違うのもちょっと気になった。
AIが発達すると生きているうちの記憶をきちんと残しして、人造の肉体に移植するという考え方は現実的にありうるのかなと思っているけど、やっぱり、誰の記憶を残すのか・・・というのは大きな問題。そして、残るのが記憶なのか思考(考え方、思想)なのかというのも大きな違いのような気がする。生成AIが進むと記憶ではなく思考も残すことが現実的になってきて、それは生物の進化に対する挑戦というか・・・やはり生物には死があって、環境に適合した種が生き残るという鉄則があるけど、死なないことは進化を止めてしまうことにならないかと・・・そんなことも考えてしまいました。
最後に倫理が勝つわけだけど、それは「スノーピアサー」との戦いというか、そういう局面があったからこそ。強いものがあくまで強く支配的であったなら、倫理も何もなくなっていたかもしれない。これはこれで問題提起なのかもしれないけど、これだけ富が集中する世界になって、技術はお金がないと発展できないところまで来ていて、それを支配する人たちがここまで少数に絞られてくると、倫理が保たれるのだろうかとそれだけが心配になりました。

監督:ポン・ジュノ