福岡から戻って、会社に出社。平常の生活に戻って、ちょっとホッとする。
スオミはやっぱりちょっと自分の中では評価できなかった作品。ただ、三谷幸喜さんの本を読んでいると、本質的に彼は「アイ•ラブ•ルーシー」とか「奥様は魔女」みたいなコメディタッチのドラマを作りたいと思っているみたい。
つまり、家の中とかシチュエーション固定で、そこに毎回同じような登場人物が数人出てきて、どうでも良いようなドタバタコメディを繰り返す。中身なんてどうでも良くて、前の週との繋がりもなくて、ただただ人間同士のおしゃべりを楽しむ。そんなドラマが作りたいみたい。これは、私の大好きな野木亜希子さんとか生方美久さんとは正反対の路線ですね。彼女たちが紡ぐ作品は伝えたいメッセージが確実にある。坂本裕二さんは両面あったりするけど。正確には生方美久作品もストーリー的にはとても面白いという訳でもないような気がするけど、一方で人と人との繋がりや関係性を時間をかけて描く中で、次はどうなるんだろうという連ドラらしい展開になっているような気がする。
そういえば、ルーシーのもう一つの特徴は、成長しないこと。だから毎回ドタバタのコメディになる。でも、これをドラマでやられると個人的には耐えられない気がする。スオミの作りはアイ•ラブ•ルーシーだと思うと納得できるような気がする。