先週、弥生さんとの別れがあって、今日は一気に海ちゃんと暮らすという方向に話が進んだ。一緒に暮らすためには、解決しなければならない問題がいくつかある。象徴的なのは転校と苗字。このドラマでは生まれることと死ぬこと以外はすべて人間の意思で決めるという段取りで物語が進んでいる。仏教では四苦八苦、生老病死、愛別離苦、求不得苦、怨憎会苦、五蘊盛苦の8つの苦(思い通りにならないこと)があるわけだけど、このドラマは生と死だけが特別。あとは人間が決める。誰も傷つかない選択は無いし、自分だけが抱え込んでもいけない。感情だけでなく、生活のことなど考えるべきことはいくつもあって、それを自分たちで話し合って決める。めんどくさがらず、一つ一つ丁寧に決めるということで、納得もして、責任も生まれる。なんかそういうメッセージがあるような気がする。そんな中で、海ちゃんの海の字のさんずいと、水季の水は同じ意味。水季の季と夏くんは季節つながりという落ちまで用意されている。別れたとはいえ、弥生さんが適切なアドバイスをくれる。ナイスなアシストもしてくれる。世の中はそんなにいい人ばかりでは無いかも知れないけど、良い人がいるのも確かだ。あと2話。物語はどういうラストを迎えるのだろう。