りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

楽園のカンヴァス

原田マハさんの「楽園のカンヴァス」を読みました。テーマはルソーが描いたとされる「夢を見た」という作品の真贋を見極めるというもの。手がかりは不思議な物語。毎日1章ずつ読み進んで、7日目にこれに基づく講評をして、争うと形。不思議な物語の主人公はルソーで、章を進めるにしたがって、「夢を見た」に続く背景が判っていくという作り。登場人物が絵画が好きで、芸術が好きでというのが伝わってきて、何かそれだけでワクワクする。作者自身が絵に対する造形が深いからこそなせる技なのかもしれない。いずれにせよ、ゆっくり美術館に行って、思う存分名画を眺めていたいなという気にさせる一冊。ルソーの作品も要チェックだと思いました。

[DATA]

今月の読書 2冊

1月からの読書 32冊