りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

アカン!DX

 木村岳史さんの「アカン!DX」を読みました。相変わらずの木村節さく裂といえばそうなのだけど、クロステックで読んでいたので概ね中身は想像通り。日本のSIerという産業がいかにダメかっていうのはいつもの事なのだけど、DXの本質はデジタルではなくエクスチェンジ=変革だという主張を今回は強く感じた。まあ、当たり前のことなんだけど、世の中で言われているDXって単なるIT化であることが多くて、何がXなのか判らないものが多い。自分が今係わっている仕事も、現行踏襲というITの世界ではもっともやりたくない仕事であり、DXとかけ離れた仕事。本当に色々なことを考えさせられてしまいました。色々反省ついでにいうと、今回の自分の仕事も現場からのボトムアップで検討が進んだ。そもそもの間違いがこれ。今の仕事からスタートしたら、小さな改善ばかりに目が行って、抜本的な改革なんてできない。それができるのは経営者だけというのはその通りだと思う。コンサルはクライアントの意に沿って動く。だから強力な意思を持った経営者がクライアントならDXになるかも知れないけど、現場主導のDXなら結果は自ずと知れたもの。なるほど、DXのオーナーが誰なのかが大事なんですね。本当にそういうことを強く感じました。たしかに、アカン!です。

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