りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

蜜蜂と遠雷

栄伝亜夜の最後の演奏を聴いて、拍手をしたくなった。素晴らしい。天才が自然の中にある音を思い出し、音を奏でる楽しさを取り戻した瞬間。そう、音楽はどこにでも溢れていて、感じるものを音として表現することは楽しい。原作では亜夜はもう少し過去を吹っ切っていたように思ったけど、映画はそこが強い主題になっていたような気がする。塵の求めていた音は亜夜の演奏だったんですね。天才だからこそわかる天才が奏でる音。マサルの演奏は計算されつくされた完璧な音。コンテストでマサルが優勝したのは、試された審査員が常識からはみ出すことを是としなかったから。原作を読んでいないと判らないところがあったかもしれない。でも、原作の中にあったワクワク感はすべて映像化されている。とても良かった。

蜜蜂と遠雷